吉田ユニ個展『Dinalog』感想などを今更ながらまとめておく
2019年11月15日~12月1日にラフォーレ原宿で開かれていた、吉田ユニさんの個展『Dinalog』を見てきていたので、整理がてらまとめておく。
わお。もう半年以上前である。時間が経つのって早いな。
吉田ユニ氏は売れっ子女性クリエイター
吉田ユニさんは、日本のアートディレクター/グラフィックデザイナー。創造力がとっても豊かで、独特な視点がインパクトを生む彼女の作品には多くのファンがいます。ビビッドな色彩とキュートなルックス、細部まで計算された美しさは、デザインでありながらアートのよう。
ラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルや、渡辺直美展のビジュアル、星野源・CharaなどのCD・DVDジャケット、野性爆弾 くっきー!のイベント「超くっきーランド」へのアートワーク提供などのほか、Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo、KIRIN、LOWRYS FARMなどなど、めちゃくちゃ花形のお仕事をされているので、日本人なら名前は知らなくても作品を見たことはあるんじゃないかと思う。
最近では化粧品ブランド・エテュセ(ettusais)の30周年リニューアルの指揮をとっていらっしゃったり。
お若いのにバリバリ働き、しかも綺麗な作品を作っている、私が大好きなクリエイターの一人です。
吉田ユニ個展『Dinalog』@ラフォーレ原宿

作品の数々が展示されています
広告ビジュアルの作品が壁一面に貼られていました。
広告なんだけど、アーティスティックでガーリーなので、見ていて楽しい。
この展示はありがたいことに撮影もOKとのことで、写真も撮りまくってしまいました。

会場にはやはり女性が多かった
会場の雰囲気はこんな感じ。
ファッションビル内の会場ということもあるのか、お客さんは女性が9割といった印象でした。
そしてこの写真、上部に浮かんでいるのは…
カツラです!なんか赤ちゃんのベッドメリーみたいなおしゃれ展示になってます。
そう、この展示のいいところは、こういう撮影小道具まで実際のものが展示してあって生感があるところ。
吉田ユニ氏のつくる不思議ガーリーな世界は、作り込みから生まれていた
作り込み。それに一番驚いたし、そこが一部分でも見られてよかったなと思うのが本展示の感想でした。
吉田ユニ氏のような不思議世界観は、CGで魔法のように作っているんじゃないんだ…っていう。
まずはイメージスケッチの段階でかなり具体的にイメージを固めているんですね。

ラフスケッチ

完成作品
ラフと完成のビジュアルにブレがない…!

ラフと撮影の様子

完成作品
物によっては、撮影風景の写真や映像を公開しているものもありました。

ラフスケッチ

髪でできた襟の小道具

完成作品
作ってみて調整するなど行き当たりばったりなデザインをしない、ラフスケッチのイメージに妥協しない、そんなこだわりがあるからこそ、美しいビジュアルが産まれるのかと感じました。
CGで誤魔化すことはせず、小道具もしっかり作り込むのが、世界観にリアリティを持たせているのかなと思います。
そしてちょっと勇気が出たのが、こんなに売れっ子の天才デザイナーでも、初めは鉛筆書きのラフから作品作りを進めているんだなとわかったことです。
デザインの取り組み方は私のようなひよっこデザイナーとも変わらない。
そこには別に飛び級魔法があるわけでもないのなら、私だって、頭をひねって色々吸収して丁寧に作り込んだら、カッコいいものが作れるのかもしれないね…?
そう思うと、デザインがんばろーって思えます。
行ってよかった!
吉田ユニ展「Dinalog」
会場名:ラフォーレミュージアム原宿
会期:2019.11.15〜12.01
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