『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』が埋もれて欲しくないアニメ映画なので応援感想を書きます

中国のアニメ映画、『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』が傑作でした!

秋ぐらいからツイッターで散見しており気になってはいたのですが、一般的な映画館では上映していないのでなかなか見ることができていなかったのです。

ですがそれがじわじわと上映館数が伸びていて、先月からは名古屋シネマテークというレトロで小規模なマニアック映画館で上映してくれたので、喜び勇んで見に行ってまいりました。

劇場は超満員。文字通り満員をオーバーしていたので、通路にパイプ椅子を設置してまでご案内される客がいたほど(笑)

実際それだけすごい作品でした。正直、中国のマイナーアニメだと思って過小評価していたのが恥ずかしい。

ほんとはもう一回見たいぐらいの気持ちなのだけれど、残念ながら現在すでに名古屋シネマテークでは上映が終了しています。

あ、でもシネマテークでは年明けからの追加公演も決まってます!他の地域では上映中の映画館もあるみたい。

 

※以下はネタバレも含みます

 

羅小黒戦記のあらすじ

猫の妖精・シャオヘイ(羅小黒)は豊かな森に育つが、人類の開拓で故郷を失ってしまう。

住処を探す中で出会った妖精仲間もまた居場所を奪う人間たちを憎んでおり、人類を滅ぼすことを望んでいた。

一方で、街に溶け込み人間と共存して生きる妖精たちも存在する。

人間を追い出したい過激派と、共存を願う穏便派の抗争のなかで、シャオヘイは様々な妖精や人間に出会い旅をする。

善悪とは何か、自分の居場所はどこか、様々な問題に直面していくシャオヘイの成長を描いた物語。

 

もともとは中国のWEBアニメだった『羅小黒戦記』(中国語表記:罗小黑战记)の、劇場版となっています。

羅小黒戦記の魅力

魅力1 王道のテーマ展開を細密に描く

自然(神や妖精)VS人間(文明やテクノロジー)というメインテーマは壮大でありがちではあるんですよね。『もののけ姫』とかまさにそうです。

故郷を取り返したいと願う過激派のリーダー・フーシーにも、人間との共存のバランスを守ろうとするムゲンにもそれぞれの正義があって、どちらが善でどちらが悪なのかというのは明言されないのだけど、シャオヘイは物語中ずっとどっちが正しいのか考えさせられているっていう…。

中国は開発がどんどん進んでいる国で、自然破壊や環境汚染もひどいという点を考えれば、この映画はすごくタイムリーな問題提起ですね。

シャオヘイは無垢な子供で、これからの未来を生きる存在。観客はシャオヘイの視点で物語を見るので、作品の結論である「共存していくべき」というメッセージを素直に受け取りやすいのかなぁと思いました。大きなテーマだけど、クサくならずに納得できるのは展開のうまさです。

魅力2 キャラクターがかわいい!!!

シャオヘイのモチっとほっぺとクリクリおめめを見ていただければもう明らかなのですが、キャラクターの造形はかわいめですね。

ケモ耳やツノを生やしたキャラも多いので、ケモナーの方には特におすすめ(笑)

日本のアニメと思うと線数が控えめな印象です。それでもこれが全編手描きっていうのは異常ですけれども。

言語はわからないのですが、シャオヘイやその分身ヘイシュの声はめちゃめちゃかわいい。他の声優さんも、キャラクターの雰囲気に合ってていいなぁって思いました。

ムゲン様はクールなポーカーフェイスなのに、料理がめちゃくちゃ下手(しかも懲りない)っていうチャームポイントがあったりして、意外と人間味があるんですよね。

それぞれに個性豊かなのですが、有藤の推しは火遣いの妖精・ナタくんです。公式に女装男子。でも性格は完全に脳筋男子。

魅力3 ファンタジックな世界観

我々が思い描く中華なファンタジーってまさにこうですよ。

『千と千尋の神隠し』や『封神演義』みたいな。実際に中国の方が描いてもこうなるんだなぁ。

背景の書き込みがとっても緻密で、色彩設計も綺麗なので説得力が出てるんですよね。劇場映え。

原作アニメとは描き込み量が明らかに違うので、スケール感や空気感に浸れてとってもよきです。

魅力4 バトルアクションが熱い!

日本アニメに劣らないんですよ、気持ちのいいアクション。キャラの動きが躍動感あふれるものになっており、ハイスピードなバトルが次々に展開されます。

個人的には『NARUTO』や『モブサイコ100』を連想しました。

キャラが縦横無尽に動き回るスピード感溢れるバトルを、組手・エフェクト・カメラワークもフル活用して描いている。

最終的には『サマーウォーズ』のOZ空間のようになりますからね。スケールはでかいぞ!

バトル要素としては、キャラクターはそれぞれ「属性」があって使える能力が違うっていうのも、オタク心をくすぐります。

 

結論:『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』見てくれ!!!

アニメ大国日本に生まれ育っていてそれなりに質の高い作品を見てきた人にも、キャラの魅力・ストーリー・クオリティどれも日本作品に引けを取らない『羅小黒戦記』超おすすめです。

純粋にアニメが好きで始まった個人製作のものが、ここまで素晴らしいものになって言ったっていうのにも感動する。

上映劇場が限られてしまっているのが辛いところですが、見れる人はぜひ見ていただきたい。

有藤は多分年明けも見にいくし、なんならDVDも待つ。

パンフのインタビューによれば、続編製作の見込みもあるようなので、いつか見られたらいいなぁ。

公式の映画予告貼っとくね。見てね。

羅小黒戦記HP:https://heicat-movie.com/

 

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