紙面のデザインをひらすら褒める #2019年7月

何事もデザインのインプットとしてみる目線を養いたい。

紙面のデザインを分析することは、デザインの小技ストックに有用であるのでは

デザインが上手くなりたかったら、いいなと思うデザインの分析をしろ、できればそっくり真似て実際に作ってみろ、というのはよく言われる話なんだよね。

WEBやアプリの世界でも、印刷デザインでも、とにかくレイアウトデザインの世界においては通用する、王道で地道な練習方法だと思う。

というか、それが自然に日常的にできているデザイナーが伸びるのかなぁ、と、この世界に入ってからは思う。

こういうデザインがこう見えるというような、デザインの小技知識や見本のストックがあることで、クライアントの要望の聞き出しや再現に役に立つんじゃないかなぁ。

〇〇みたいな雰囲気にしたい、ってデザインの要求でもよく聞くんですよね。

 

雑誌のデザインを分析するブログのご紹介:『雑誌のデザインを褒めちぎるブログ』

中島康雄さんとおっしゃるデザイナーさんが書いている、

『雑誌のデザインを褒めちぎるブログ』

有藤はこのブログのひとりのファンでございます。

すごいハイテンションで、ギャグセンスにあふれていて、でもデザイン的な観点は至極真っ当な、そんなブログ。

普段から何事もデザイナー視点で見ているのね、ということがひしひしと伝わります。尊敬します。

この一つのコンテンツだけでブログをやってるんだもんな。

 

有藤もパクって参考にして、いいなと思った紙面デザインについてストックを始めたので、分析がてら記事にしちゃおうかなぁと思います。

 

有藤の気に入った雑誌デザインコレクション

01.ざっくりした切り抜き&ゆるい配色で可愛さを

Hanako 2019年4月号 p.101

Hanakoは大好きな雑誌の一つ。

女子心をくすぐる、ほんのり可愛いデザインテイストで、おしゃれなものや美味しいお店が紹介されているので、ついつい行ってみたくなっちゃう。

このページはピンクの枠や緑の文章っていう個性的だけど可愛いの絶妙なバランスで成り立っています。明度高めのくすみピンク、写真にのせたら読み難いからなぁって思って、私ならなかなか勇気のいるデザインだと思う。でもまぁ、読者層が20〜40代くらいの女子かなと思うので、そこまで視認性とかのルールに縛られずに、『可愛い』を優先してもいいのかも?と思ったり。

このページは手書きのコピー文字や写真の切り抜き方がいい意味で雑で、特集の台湾の雰囲気が出ている。

肩肘張らず楽しめるゆるさ。実際に旅してスクラップしたような現地感。等身大の女性の手作りした旅ノートみたいなイメージ。

 

02.大胆なレモンパターンで可愛くページのイメージを固める

Hanako 2019年4月号 p.113

もういっちょHanako同号より。

レモンのパターンを背景に敷いているという大胆なデザイン。

その分情報はすっきり整頓しているので、全然読みづらくない。

パターンも、レモンの形が認識しやすい大きさ&色濃度だけど存在感はキープしてる感じ上手!

あんまり細かくすると水玉みたくなっちゃうし、大きすぎてもうるさいし。

色も、多くの人がイメージするレモンイエローってもっと鮮やかなんじゃないかと思うんだけど、サイドは控えめなことでポップになりすぎない大人可愛さを維持してる。

お菓子は切り抜きしてあると、より可愛さが増しますね!

 

03.シンプルな形でも動きは出せる

ブレーン2018年2月号 P.82

ブレーンはクリエイティブデザインや考え方について書かれた専門誌ですが、紙面はすっきりと読みやすく整えられていて、シンプルイズベストって感じです。

きっと、デザインや企画書などのグラフィックがストレートに目に入るように計算してのことなのだろうと思います。

ですが、別にシンプルだからって四角でないといけないってことはない。

このページは丸みを帯びた写真の切り方が特徴的なデザインになっています。章の切り替わったページとしてのアイキャッチになっていて、左上のアイコンともマッチする形状。

そして、同一人物の10年前と今の写真につながりを持たせた形状なので、意味のあるトリミングになっています。

 

04.最小限のインデックスはアイコン&カラーで

MONOQLO 2019年3月号 P.65

ページの左上に、この特集共通のインデックスが入っているんです。エンタメグッズは紫のアイコン。キャッチコピーの文字色や商品ナンバーにも共通した色を使って整理しています。

情報が多い雑誌でこそ生きてくるデザインです。

ちょっとでも情報は多くのせたいので、アイコンはちっちゃくなっているんでしょうね。

でもこれが共通させてあると、特集ページとしてもまとまりが出てくるし、抑えというか…紙面としてバランスが取れる感じがあります。

パキッとした配色なのは、お得感を押し出した雑誌ならではですねー。

 

05.写真の配置に額縁を使用。広告感のない商品の見せ方。

Lala Bigin 2019年6・7月号 P.69

女性向け雑誌の広告ぺージなんですけど。商品が額縁に収められてて、上質なイメージに見える。

ふつーに置くとふつーに広告になってしまうのだけど、ちょっと目を引く読み物みたいに仕上がっているのはさすがですね。

額縁の感じも、ナチュラルめのクリーンな感じで、自然派オトナ女子のターゲットがはっきりしている。

無骨なアイアンとか、ゴテゴテヨーロピアンゴージャスのとか、そんな額縁ではないので意味があります。

デザインは、ターゲットに響いてこそ有効なんです。

 

 

7月の雑誌を読む回はこんな感じで!こういう雑誌の読み方も楽しいので、習慣的にやっていきたいと思います!

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