映画『プロメア』はいいぞ!グラフィックデザイン的な視点で見たときの『プロメア面白いな!』について語る

有藤はだいぶオタク属性が強いので、アニメももちろん好きです。(ゲームとかマンガも好きです。)

特にアニメの中でもTRIGGERというアニメ会社(旧ガイナックス)のオリジナル作品は大好きです。

 

今回、5月末に公開となった『プロメア』も、TRIGGERらしい、というか、監督&脚本さんらのクセが出まくったアツい作品になっていました!

火を操れるようになった特殊人類『バーニッシュ』のボスと、その火を消して回る消防レスキューのW主人公が、『世界大炎上』の人類を救う。

お話としては王道を踏みつつ、この製作陣らしさ全開です。ロボットあり!ノアの箱舟あり!変形あり!

『天元突破グランラガン』『キルラキル』などの過去作品を観たことのあるファンであれば、「またこれかよ!でも好きだよ!」ってなる内容だと思います。

感想をまとめておこうと思いますが、本編ストーリーについては多くのファンがすでに語っているだろうから少しニッチな部分について書くよ!

6/23日現在、まだ公開している映画館もあるのでよかったら行って観てね!

 

プロメアにおける文字表現

この製作陣は文字が物体のようにその空間に存在する演出をしますね。

『キルラキル』でもよく使われていた表現でした。真っ赤なラグランパンチ(フォント名)をベースにして加工したフォントが、グイグイ画面に登場していました。名の通り、太くてパンチの強い書体です。

フォントワークスサイトより。

アニメにおいて、補足やナレーションとして説明の文字が入ることはよくありますが、画面の演出として、絵・雰囲気にここまで主張してくる見せ方はなかなかないかと。

余談ですが、『キルラキルフォント』は『ラグランパンチ』の販売制作元フォントワークスとTRIGGERの共同制作で『KILL la KILL OFFICIAL FONT PACKAGE』まで販売していましたね。

有藤も興味はあったんですけど、瞬殺で売り切れでした。限定品なので今は売ってないんですよね…。

出展元*【10/5より限定500本】アニメ「キルラキル」5周年記念公式フォント「KILL la KILL OFFICIAL FONT PACKAGE」販売

 

話をプロメアにもどしますが、今回の作中ではタイトルとかキャラクター紹介シーンとか必殺技とか文字が出るシーンで「英語+日本語」となって出てきます。

公式ツイッター(@promare_movie)より拝借。

そのロジックは最初から最後まで一貫してて、演出のこだわりを感じる部分です。

太めの角ばった英字ゴシックをバックに、手書きのような荒くて右上がりの文字で日本語が入る感じ。

これは、おそらく、海外を意識した演出でもあるのだろうと思います。キルラキルの時には翻訳が大変だったんだよね〜とインタビューで語っていた記憶があるので、まず英字がどんと入るのは海外意識かなぁ、と。

 

タイトルに代表されるような、色のずれた表現も所々で使われています。

公式サイトキャプチャ。

公式サイトとか見てても共通のデザイン要素として使われていて、世界観の構成に一役買っていますね。

ズレた色はよく見るとビビットな青とピンクで、これはW主人公のガロとリオのイメージカラーなのではないかな?と思います。細かいとこまでファンの心掴んでくれちゃうやん。

 

プロメアの世界観を構成する色彩

ちょっとネタバレになってしまうんですが、『プロメア』=炎生命体なんですね。

今作でプロメア (炎)は鮮やかな青緑とピンクの幾何学で表現されていて、だいぶ癖のある描き方だなと思います。

ただ、炎を操るキャラの服は黒ベースになっていて、だからこそ映えるというバランスはとってあってすごく上手い。

ポリゴンぽい、幾何学的な直線で炎を構成したのには、3DCGとの兼ね合いもあるようです。シルエットぐらい単純なものでも勝負できるように、と。それがクールさになっていますね。

出展元*アニメ!アニメ!今石洋之×中島かずき インタビュー

 

例えばだけど、主人公ガロの瞳の色も青ベースなのに虹彩は赤系で塗ってある。そこまで色相差のある色を塗るのは珍しい。

画面全体の色彩が派手ポップ。

それでもチグハグにならずまとめあげてるのはさすがだぜ、としか。

聞くところによると色彩が鮮やか過ぎてブルーレイとかでも表現できないらしく、円盤としての再現ができないとか。そこまで拘っちゃったかって感じだが、色が落ちてでも円盤化はしてほしいな。

色のこだわりはグッズなんかにも現れていて、例えばパンフ。

だいぶ普通じゃねぇパンフなんですよね。

このページ数にしては少し高いか? という926(税抜)円なんですけれども、印刷業界を知っていればむしろよくこの価格で…というレベルの代物ですこれは。

表紙はホログラム加工×蛍光インキ使用ということで、鮮やかな発色にキラキラの加工がしてあります。

これだけでも結構派手なのに、さらにロゴ周りニス盛り、中面は白インクで抜いている部分もあったりして…。印刷機何回通せばこの仕上がりになるの…という。

印刷オタクとしても垂涎の色彩設計に仕上がっているらしいんです!らしいんです、というのも有藤、入手できてないんですパンフ!

全体的に品薄らしくて、増刷間に合ってなくて(手間かかるもんね…)オークションとかでも5倍くらいのお値段まで高騰しているというね…。いつか手に取りたいがそれは叶うのか…。

 

プロメアにおけるキャラデザイン

今作において面白いなと思うポイントは、キャラデザインにもあります。

主人公のリオ&ガロは体格差がだいぶ激しいです。漢!って感じの牙狼と、細身で女性的なビジュアルのリオ。主人公の見た目は結構対照的です。

他のメンツも含め、みんな結構特徴的なキャラデザインになっています。バーニングレスキューのメンツなんかも、本編ではそこまで大活躍しないんですけど(ボリューム的に厳しい)しっかり作り込んである。

炎表現でも出てきましたが、シルエットでわかるくらいの単純さというのは、キャラデザインにも言えるんじゃないかなと思うのです。

往々にして言われることではあるのですが、キャラデザはシルエットでも判別つくくらいにしておくと個性が際立つとされます。

今作は全体的それがされているんですけど、特に主人公二人の対照的な作りは細部まで計算されているなぁと感じました。

衣装とかもね、ガロは結構上半身脱いじゃったりなんですけど、リオはきっちり着込んでいて、フリル襟なんかは王子様のようですね。本編でだんだんリオの衣装ははだけていきますけど、まぁ、第一印象としてはね。

 

というわけで、ビジュアルデザイン的視点からでも面白い『プロメア』!

ぜひぜひみなさん見てくださいませ!

 

プロメア公式 https://promare-movie.com/

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